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紅茶を学ぶ

目覚めの一杯はモーニングティー、3時にはお菓子と紅茶を、寝る前はミルクティーと、一日中楽しめます。
また、アレンジもいろいろ。ストレートティー、レモンティー、ミルクティー、アイスティー...。その他にも、果物、アルコールや他の飲み物とアレンジしても相性が良いのです。
パーケージに記されている「OP」「BOP」。これは、紅茶のグレードを表します。紅茶のグレードとは、使われている茶葉の部位と大きさで分けられているもので、茶葉の品質のよしあしで決められているわけではありません。
小さくて細かい茶葉ほど、水色や香りが早く得られます。ですから葉のサイズが異なると、淹れ方が一定になりません。このため、茶葉の大きさや形状を揃える必要があるのです。この基準が「等級区分」です。

主な等級区分

1.OP(Orange Pekoe/オレンジペコー)  オレンジペコーとは、商品名でもフレイバー名でもありません。また、オレンジの香りがするわけでもありません。一般的な解釈としては、茶葉の長さが7~11mmの針金状のもので、葉は薄い。

2.BOP(Broken Pekoe/ブロークン・オレンジペコー) 一般的な解釈としては、本来はOPタイプのリーフになるべき茶葉を、機械でカットしたものが主体で、サイズは通常2~3mm。もっとも多くの芯芽を含み上級品が多い。OPとBOPは製造方法が違い、OPは緩やかに揉みながら葉をよりますが、BOPは上から強く圧力を加えて、押さえつけたまま揉み、茶葉をカットしていきます。

3.BOPF(Broken Orange Pekoe Fannings/ブロークン・オレンジペコー・ファニングス) BOPFは、BOPの茶葉よりもさらに小さくカットされたもので、サイズは1~2mm。水色は濃く、香りも出やすいため、主にティーバッグに使われます。BOPFよりいくぶん大きめのものを「PF/ペコーファニングス」、より小さめのものを「F/ファニングス」といいます。

4.D(Dust/ダスト) 製茶工場で作られる茶葉の中で、もっとも細かいサイズのものをいう紅茶の業界用語。通常ダストは、生産国の人々の日常用の紅茶として、大量に消費されます。水色が濃厚で、味も強く早く出るのが特徴です。

ダージリン(インド)

紅茶に詳しくない人でも、その名前を聞いたことがあるでしょう。世界三大銘茶の一つ、そして紅茶の最高級品としても有名。「紅茶のシャンパン」と呼ばれ、薄いオレンジ色の水色と高質な香り、特融の渋みが特徴です。ただし収穫時期によって味と香りが大きく異なります。農園などによって異なりますが、春摘みはさわやか、夏摘みはしっかりとした味わい、秋摘みは穏やかな飲み心地です。

アッサム(インド)

ミルクティーにぴったりの紅茶。アッサムは、世界最大の茶産地。世界有数の多雨地帯で、さらに高温多湿と、茶栽培に最適の気候条件に恵まれています。8割以上がCTC製法で作られます。
(CTC製法:C=Crush/押しつぶして、T=Tear/引きさいて、C=Curl/丸める の略。茶葉の形を残さず、丸い形に仕上げます。)

ウヴァ(スリランカ)

世界三大銘茶の一つ。スリランカの中央山脈の東側で作られる、高地産茶です。バラのような香りと心地よい渋みが特徴。ミルクティーに向いているので、イギリスで人気の紅茶です。

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